吉川英治作 『ボクサー、街を守る』 | NWFのblog

吉川英治作 『ボクサー、街を守る』

近代日本最初の民間自警団『明大前ピースメーカーズ』を単独で立ち上げたのはトレーナーとして、東洋と日本のタイトルを3つ獲得した「大川ボクシングジム」の鬼コーチ。コンビニショップ前にたむろする30人もの学生をたったひとりで一喝し、教師をも指導する姿で彼は地元の名物男だった。


その男は911事件翌日には成田からニューヨークに向けて飛び立った。がれきの下の人を助けるためだった。ボクシングコーチは犠牲者の家族に話しかける心のケアを行なった。


帰って来た自警団リーダーは全国の学校訪問を始めた。生徒達とスパーリングで交流し、彼らに「夢と努力」「正義と勇気」を話し続ける。

親達をはじめとする大人全員を教育の一番の責任者とし、「おやじ会」「PTA」「教師会」などで講演。学校訪問はヨーロッパにも足を伸ばしている。


その後、世界を仲良くしようと『こども国連』会議を開催し、子供達に正しいことを教えたいと『スクールタイムス』新聞を発行。

偏見の目で見られる不登校児たちのフリースクール生を社会のヒーローにとキッズパトロールチーム『少年探偵団』も結成。


200411月の奈良の女児誘拐殺人事件では卑劣な犯人を捕まえようと、奈良の小学校まで警備に飛んだ。


ハリウッドやヨーロッパの名優、名映画監督達とも交流し、世界平和をテーマに映画脚本を執筆。映画化に向け活動中。


本書では海外経験豊富なボクサー筆者が住民参加による地域活動によるまちづくりから、世界コミュニティへの連係について分かりやすく説く。

また各人が問題から目をそらさず、人任せにせず、真っ直ぐに生きることが本当のピースメイキングであると提言。

ボクサーのストレートパンチのようなメッセージが人の心を打つ!


現在『TV TECHNOLOGY 日本版』パブリッシャー。専門学校『東京フィルムセンタースクールオブアート』講師


社会参加と正しい教育を考える本書は老若男女、あらゆる職種の人に希望と勇気が溢れてくるエネルギー供給書。「自警団つくり方マニュアル」も含めて日経BP社より2005117日発売。